招待が届いて、渡航が決まった! 次は航空券とホテルの手配です。
渡航費はオーディション活動でいちばん大きな出費なので、できるだけ安く済ませたいですよね。でも、安さだけで選ぶと、本番の日の体に響くことがあります。
大切なのは、いちばん安い組み方ではなく、本番の日に、いちばん動ける体で会場に入れる組み方です。
まず決めておく、3つのルール
長時間のフライトのあとは、脚のむくみや体の張りが数日残ることもあります。1日は体を慣らす日に。
都市を移動する日には、オーディションを入れない。移動とオーディションを同じ日にすると、どちらも中途半端になります。
本番の朝に、荷物を持って迷ったり乗り換えたりしない場所に泊まります。
航空券を選ぶときに見ること
いちばん安い便が、「着いた翌日が本番」という日程になっていることがあります。値段を比べる前に、まず本番の前々日までに着けるかを確認しましょう。
乗り継ぎ便は安い分、空港での待ち時間や荷物の積み下ろしが増えます。乗り継ぐなら、遅れても慌てずに済むよう、乗り継ぎの時間に余裕のある便を選びます。
着いてすぐ眠れないまま動くことになりがちです。「到着後、仮眠なしで練習」になると、筋肉が硬いまま本番を迎えることになります。
ポワント・シューズ・レオタードなど本番で使うものは、預けずに手荷物に。預けた荷物が届かなくても、踊れる状態を守れます。
ヨーロッパの中を移動するとき
複数の団体を回るときや、留学先から受けに行くときは、都市から都市への移動が続きます。
街の中心から中心へ移動でき、荷物の制限もゆるめです。乗っている間に体を休められます。
航空券は安くても、荷物の追加料金がかかったり、空港が街から遠かったりします。空港までの移動の時間とお金も足して比べましょう。
ホテルを選ぶときに見ること
安さで会場から遠い宿を選ぶと、当日の移動だけで体力を使ってしまいます。少し高くても、会場まで乗り換えなしで行ける場所を優先する価値があります。
ヨーロッパの古い建物には、エレベーターがなく階段だけの宿も珍しくありません。ダンスバッグとスーツケースを持って何階分も上り下りすることになるので、予約の前に必ず確認しましょう。
チェックアウトから会場に入るまで、荷物を持ってどう動くかを前の日に一度たどっておくと、当日慌てずに済みます。
見落としがちですが、多くの国では18歳未満が一人でホテルを予約したり、チェックインしたりすることができません。保護者の名前での予約や、現地での付き添いが必要になる場合があります。学生のうちから渡航を考えている人は、早めに確認しておきましょう。
よくある失敗と、その対策
「いちばん安いから」と深夜に着く便を選び、寝不足のまま翌朝の本番を迎える
本番の前々日までに着く便を選ぶ。値段は、その条件に合う便の中で比べる。
会場から遠い格安の宿を選び、本番の前に移動だけで疲れてしまう
会場まで乗り換えなしで行ける宿にする。その分、ほかの日の宿で調整する。
ポワントや衣装をスーツケースに入れて預け、荷物が届かない
本番で使うものは、すべて機内に持ち込む手荷物に入れる。
まとめ
航空券とホテル選びは、ただの「お金の問題」ではなく、本番のコンディションを守る作戦の一部です。値段だけでなく、着いてから本番までの日数、移動の負担、宿の場所と建物まで含めて選べば、どの団体でも実力を出しきれる状態で本番に臨めます。


