海外バレエ団オーディションについて

バレエダンサーとしてプロのカンパニーに所属するためには、入団オーディション を受けるのが一般的な方法です。
もちろん、コンクールでのスカウトバレエ学校からの引き抜き などのルートもありますが、多くのダンサーにとってはオーディションが最も現実的な道となります。

バレエ団のオーディションには2種類ある

バレエ団のオーディションには、大きく分けて「プライベートオーディション」「オープンオーディション」 の2種類があります。

1. プライベートオーディション(おすすめ!)

カンパニーの通常クラスに団員と一緒に参加し、指導者や芸術監督に直接見てもらう形式。

メリット

  • 少人数のため、じっくりと審査してもらえる
  • カンパニーの雰囲気や環境を実際に感じられる
  • 実際に働くことを想定しやすい

2. オープンオーディション

バレエ団が事前に設定した特定の日程で、多くの応募者が一斉に審査を受ける形式。

メリット

  • 誰でも応募できる(プライベートオーディションより敷居が低い)
  • 公式ウェブサイトなどで日程が公開されるため、スケジュールを立てやすい

ただし…
オープンオーディションは応募者が非常に多いため、1人1人を丁寧に見てもらうのは難しい という現実もあります。
そのため、可能であれば プライベートオーディションを狙うのがベスト です!


オーディションを受けるには?

どちらのオーディション形式であっても、まずは書類審査(CV・写真・動画)を通過する必要があります。

📩 応募方法

1. 履歴書(CV) 📄

  • A4サイズ 1枚 にまとめる(簡潔&分かりやすく!)
  • 記載項目
    ✅ 氏名・顔写真
    ✅ 身長・国籍・誕生日・連絡先
    ✅ バレエ歴(ワーキングエクスペリエンス・トレーニング・受賞歴・舞台経験)

2. 写真 📷

  • 顔写真 + バレエのポーズ写真
  • カンパニーによっては 指定のポーズ を求められることもあるので要確認!

3. 動画 🎥

  • クラシックバレエのヴァリエーション
  • 必要に応じてバレエクラスやコンテンポラリー作品も追加

4. メールの本文(カバーレター) 💌
「このバレエ団で働きたい!」と思ってもらえるよう、簡潔にアピールします。

💡 メールを送る相手

  • オーディション専用の連絡先 がある場合は、そちらへ
  • ない場合は、芸術監督本人 へ直接送る
  • 当サイトオーディション情報応募方法に各バレエ団の連絡方法が記載されてます

\カバーレターと履歴書(CV)の書き方は下記のボタン/


オーディションの審査内容

カンパニーによって異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。(順番はカンパニーによる)

1️⃣ バレエクラス(一次審査)
2️⃣ ヴァリエーション / コンテンポラリー
3️⃣ パ・ド・ドゥ(パートナリング)
4️⃣ バレエ団のレパートリーを踊る

各ラウンドで選考が行われ、全員が最後まで残れるわけではありません。開始15分バーレッスンで落とされる事もあります


オーディションの現実と心得

実際のところ、応募しても返信がないことや、オーディションを断られることは日常茶飯事 です。

💡 筆者の経験
就職活動中、筆者も100以上ものバレエ団にメールを送りましたが、実際にオーディションへ行けたのは10か所ほど。
その中でも、1時間のクラスでカットされることもありました。

だからこそ、大切なのは…

とにかく応募し続けること!
諦めないこと!
少しでも興味があるバレエ団には、ダメ元でも挑戦してみること!


応募資格について

バレエ団によっては、厳しい応募条件 が設けられていることもあります。

例:
プロとして数年の経験が必須(新卒不可)
国籍制限(ビザの関係)
身長制限(女性:165cm以上 男性:175cm以上)

💡 筆者の体験談
そもそも日本人平均身長は海外と比べて低いため、大手ヨーロッパのバレエ団では「応募資格を満たしていない」と、踊る機会すら与えられなかったことも…。
👉 それでも、条件に合わなくても招待をもらえることもあります!(意外とみんな身長や色々盛っている)


現在のバレエ就職市場の状況

ダンサーの引退年齢が高齢化ポジションの空きが少ない
バレエ学校から次々と優秀な卒業生が誕生競争が激しい

📌 結論:ダンサーの数に対してバレエ団がとても少ないので簡単ではない。でも、諦めないことが大事!


まとめ

海外バレエ団のオーディションには「プライベート」と「オープン」の2種類がある
可能ならプライベートオーディションを狙うのがおすすめ
応募には書類審査(CV・写真・動画)が必須
オーディションではバレエクラスからヴァリエーション、パ・ド・ドゥまで審査される
現実は厳しいが、挑戦し続けることが成功へのカギ!

結局のところは運とタイミングです。自分よりも上手くないダンサーが選ばれていくのを目の前で幾度となく見てきましたし、自分の踊りに自信を持てなくなる、挫けそうになりますが諦めないでください!!あなたは素晴らしいダンサーですし、今までやってきたことも決して無駄ではありません。


当サイトでは上記の応募メールの作成、CVの作成、写真や動画のサポート、またアレグロ専属のプロ写真家の紹介も承っております。


\質問などあれば、お問い合わせの方にお気軽にご連絡ください/

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